写真から うその日記を 作ってます。
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 (fib=ささいで他愛のないうそ、の意)

FC2コミュ「みんなで、物語を紡ごう!」で行った
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今回は「チョコレート・2月14日・告白」です。



えー、どうやら江戸の男達っていうのはよく血を流していたようです。
いえ、けんかが多かったと言うわけではなくて、たとえば湯屋に行けば隣の人より長く浸かってやろうとがまんしては結局のぼせて鼻血を出してい ました。
江戸っ子は負けず嫌いなんでこの場合鼻血を出した方が勝ちだったみたいで。
まあ現代人にはよくわからん考え方です。

そんな江戸っ子のことですから、もう一つ、鼻血を出した者勝ちのイベントがありました。
もちろんそれはバレンタインデーで、鼻血を出したってことはよりたくさんチョコをもらったってことになり、それが江戸っ子にとってはいなせだ ったようですなぁ。


2月の15日になるとここの長屋でも例外なく、男達はチョコをいくつもらったかと競い合っていました。
蜂次郎は言う。「俺ぁ今年は3個だった。」
「なんだい、もらえただけいいじゃないか。俺なんかまた0個だったぜ。」と、寅三郎。
下町一番の伊達男と評判の山羊一郎は自信満々に言った。
「どうやら今年も俺の勝ちみたいだな。50はくだらないぜ。」
床に広げられたチョコの山を見て、みんなはたまげた。
「やあ、すげえな。手作りチョコや手編みのマフラーまであるぞ。」
「やっぱり山羊一郎にはかなわん。」

そこへふらふらになりながら熊五郎がやってきた。
「やあ、昨晩はまいった。チョコをもらいすぎちゃってもらいすぎちゃって、今日はもう身がもたねえや。」
だがこの熊五郎は飛んだ遊び人、町中の女性からあきれられているのは周知の通り。
「おいおい、熊五郎、強がるなよ。お前なんかがもらえるわけないだろ。正直に告白しろよ、1個ももらえなかったんだろ?」
「ばか言うねい。あたしのチョコを受け取って、あらあたしのチョコは受け取れないの?って、もう右から左から迫られて大変だったんだぞ。もっ ともその場で全部この腹の中に入れてやったけどな。」
これを聞いても長屋の男達にはとうてい信じられなかった。
「だったら証拠を見せてみろい。」
すると熊五郎は言った。
「酒の匂いがまだ抜けてないのがその証拠だ。」

どうやら熊五郎、遊郭でさんざんおちょこを勧められたようで。


以上、底出亭猫蛾による『浮世ちょこ』でございやした。



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今回は「チョコレート・2月14日・告白」です。



全4ページのまんがです。
あいちゃんのバレンタイン創作レシピ
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今日は彼女とデートをしてきた。
俺は最近仕事が忙しくてデートどころか電話やメールもほとんどしていなくて、彼女には申し訳ないと思うばかりだった。
でも今日は久しぶりに取れた休日だ。
ゆっくりと羽を休めたい気持ちもないと言えば嘘になるが、俺はやはり彼女と会わなければならなかった。
なぜなら、これはあまりブログで話すことではないかもしれないが、最近彼女はどうも悩んでいるみたいだからだ。
直接彼女の口から聞いたわけではなくてメールの文面などからなんとなく立ちのぼってくる事だが、どうやら今の仕事に疲れてきているらしい。
時々辞めたいみたいなことをぼかして言う。
そんなにつらいならとも慰めたが、踏ん切りはまだついていないようだ。
彼女から切り出してくれれば今日俺はその事について真剣に相談に乗るつもりだった。

待ち合わせ場所に行ってみると、彼女はもうすでに待っていた。
以前の彼女ならこういうときでさえ南の国の太陽のように楽しげに輝いていたが、今日はうつむいて遊歩道の手すりから下の歩行者の流れをじっと見ている。
その後ろ姿で俺は彼女の中の逡巡を確信した。
そして俺が彼女を救ってやらなければならないと思った。
彼女をその重い深海から引っぱりだしてやれるのは俺しかいない。

俺は努めて明るく振る舞おうと決心した。
つらいときは笑顔こそが武器。

俺はそっと彼女の後ろから近づいた。
彼女は俺の接近に気づいていなかった。
いや、そのときの彼女は周りで起こっていること全てに無感覚だったのかもしれない。
「ようっ、待った?!」
俺は能天気なくらい明るく言って、彼女の背中を押した。

笑顔こそが武器。
俺の笑顔の威力は絶大だ。
俺に背中を押されて勇気が出た彼女は、その瞬間新しい一歩を踏み出して、大空へと羽ばたいていった。
ぎゃああっという悲鳴を上げながら。



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今回も「サンタクロース・煙突・プレゼント」です。



「ねえっお父さん! 海の中には誰が住んでるの?!」
外から帰ってくるなりジョンが大きな瞳を輝かせて言った。
「もう! 今日はお父さんの大事な日だから遊びに行っちゃだめって何度も言ったでしょ!!」
だがゲイニーはエルザからブーツを受け取ると穏やかに言った。
「海? 海ならお魚が住んでるんじゃないのか?」
ジョンは興奮を抑えきれない様子で言った。
「違うよ! 人間だよ! だってお魚は海の中のおうちには住まないもん!! 僕、丘の上から見たんだ、海から煙突が出ててっ・・・」

苛立ちを抱えたエルザはジョンを制した。
「ねえ、本当に行っちゃうの? 別にあなたが行かなくたって戦争は・・・。」
「そういう問題じゃないんだ。これは俺の人生のためでもあるんだ。俺のひいじいさんはよく語ってくれたよ。100年前“No taxatio n without representation(代表なくして課税なし)” という宣言とともに始まった戦争のことを。そのことを話すときの 顔はとても輝いていた。」

「お父さんはどこ行くの?!」
ジョンはゲイニーに体をからませながら尋ねた。
「お父さんは北の方へ行くんだ。だから少し帰るの遅くなるけど待っててな。」
「北? どれくらい北? サンタクロースに会いに行くの?!」
「はっはっは。さすがにそんな遠くまでは行かないよ。それじゃ行ってくるよエルザ。ジョンをよろしくな。」
そう言い残すと、ゲイニーはジョンをふりほどいて家を出た。
外にはゲイニーと同じ、赤いラシャ地の服を着た男達が集まっていた。
7つの星を携えた赤い旗の下で。



――南北戦争は兵器、運用のあり方から第1次世界大戦の前哨戦とも言われている。
その中には幼稚で奇天烈なものも多かったが、とりわけ目を引くのは蒸気機関で航行する潜水艦である。
現物はおろか記録もほとんど残っていないが、シュノーケル(ドイツ語で豚の鼻の意)から黒い煙をぽんぽん吐きながら海の中を浅く潜行していた と言う。



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今回も「サンタクロース・煙突・プレゼント」です。



ここヨハネスブルグでは世界サンタサミットが開かれていて、現状抱える問題点について各国のサンタがけんけんごうごうと熱い議論を交わしていた。


ロシアのサンタは言った。
「わが国では寒波が強すぎてソリを出せません。」

オーストラリアのサンタは言った。
「わが国では旱魃がひどすぎてトナカイの飼料がありません。」

ミャンマーのサンタは言った。
「わが国では言論の自由がないので、子ども達が何を欲しいのかわかりません。」

北朝鮮のサンタは言った。
「わが国では物を買うお金がありません。」

ドバイのサンタは言った。
「わが国では子ども達はわざわざサンタに頼まないで自分達で買ってしまいます。」

スーダンのサンタは言った。
「わが国ではたくさんプレゼントを用意しても、乳幼児の半分以上が5歳になる前に死んでしまいます。」

アフガニスタンのサンタは言った。
「わが国では戦車が多すぎて、煙突と間違えて砲塔の中に入ってしまうことがあります。」

アメリカのサンタは言った。
「わが国では家に入ろうとするとピストルで撃たれます。」

日本のサンタは言った。
「わが国では名前の漢字が難しくて呼び方のわからない子どもが多いです。」

メキシコのサンタは言った。
「わが国ではプレゼントをあげたくてもマヤ・パワーに押し負けて家に入れません。」

火星のサンタは言った。
「ポピプピペパポペペパピペポパパパポペプパ。」

インターネットのサンタは言った。
「わが国では帰りに袋の中に企業の個人情報が入ってることがあります。」

ファンタジー世界のサンタは言った。
「わが国では道中何度もドラゴンに襲われます。」


また、全世界に一致していた問題点は、欲しがるプレゼントがみんな同じ物ばっかりで、特定の物のみ品不足に陥るということだった。


こうして各国のサンタが思い思いに意見を述べ終わると、それまでただじっと話を聞いていたサンタクロース大王はかっと目を見開き、厳かに口を 開いた。

「それよか俺だけ忘年会のメール、まだ来てないんだけど?」



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