●このブログは写真を元に作ったうその日記です。
赤の他人を使用しているため写真にはなるべくモザイクをかけています。
反常識的反道徳的なネタも多いので、子どもやユーモアだと判断できない方はご退出ください。
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 (fib=ささいで他愛のないうそ、の意)

FC2コミュ「みんなで、物語を紡ごう!」で行った
数学的な話で作ったのをアップします。



女は二つの呪いをかけられた。

最初の日、女の手から指輪がすり抜けた。
2日後、女は新しい部屋を借りた。
7日後、女の顔からアザが消えた。
10日後、女は食事がのどを通るようになった。
20日後、女は夜眠れるようになった。
30日後、女は笑うことができるようになった。
70日後、女はパートを見つけて働き出した。
100日後、女は男性とお付き合いを始めた。
150日後も、女はデートを繰り返し、愛を重ねた。

180日後、女の一つめの呪いが解けた。
民法773条により、前婚の解消から6ヶ月が経過したので、女は婚姻をすることができるようになった。

だが、女はまだ、もう一つの呪いが解けていない。

185日後、女は男性と籍を入れた。
200日後、女に妊娠が発覚した。
女には呪いが頭をよぎった。
女は日々呪いの事を考えた。
220日後、女のお腹は順調に膨らみ始めていた。
女は自分のお腹とカレンダーを交互に見ては呪いの事を考える。
呪いはまだ続いている。
230日が経過した。
呪いはまだ続いている。
250日が経過した。
呪いはまだ続いている。
呪いはまだ続いている。
呪いはまだ続いている。

お腹が目立ち始めたとき、女にかけられた最後の呪いが解けた。
民法772条により、前婚の解消から300日が経過したので、前夫にはこれから生まれる彼女の子どもを認知する権利がなくなった。
お腹の子どもは法的に現在の夫との間の子どもに確定した。

465日後、女は元気な男の子を産んだ。
今、女は幸せである。



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都会の喧騒の中俺は全神経を一点に集中していた。
他には何も目に入らない。
全ての雑音は耳の前で空しくかき消されてゆく。
もはや俺の存在そのものが10m先の3cmの隙間へと向けられていく。
俺と目標の間に何が通り過ぎようとも見失ったり、目をそらしてしまうことはない。
まばたきだってしない。

周りの人に気づかれてしまってはいけない。
そうなると余計に緊張して腕が震えてしまうのが素人だが、俺はそんなやつらとは違う。
一級のプロだ。
瞬間瞬間の刹那に生まれる隙は5mmとて見逃さない。
この動物的とまで言える嗅覚はこれを始めた10年前から一切なまってはいない。
むしろ日を追うごとに鋭敏になっているとすら言える。

もちろん罪悪感を少しは感じている。
だがこの世界、隙を見せた方が悪いのだ。
それが掟であり、法を口にするやつは自分の身を自分で守れない甘ちゃんなだけだ。
呪うべきは己の未熟さだ。

俺の能力はひたすら敵を作っていく。
だが、俺にはもうこれをやめることができない。

それにしても今日のターゲットはかなり隙だらけだ。
何に夢中になっているのか知らないが、延々と俺に背後を見せ続けてくれている。
今日はなんていい日なんだ。
そう思いながら俺の視線はずっとその間隙の中の白い肌に向けられていた。












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FC2コミュ「みんなで、物語を紡ごう!」で行った
始め・終わり指定作文。で作ったのをアップします。
最初の一文と最後の一文が指定されたものです。

指定は
(最初)近所のコンビニで、彼女と偶然会った。
      ↓
      ↓
      ↓
      ↓
(最後)涙があふれた。
です。



近所のコンビニで、彼女と偶然会った。
「ナナちゃん…。」
僕は思わず口に出してしまった。
姿はもうすっかり変わってしまったが、間違うはずもない。
彼女はまだあのときの輝きを失っていなかったのだから。
僕は生唾を飲み込んでしまった。

思えば小心者で弱気な僕は遠くから彼女を見つめるだけだった。
周りの男達は次々と彼女に近づいていき、話しかけたり触れたり肩を抱いたりしていた。
正直そうやって彼女と仲良くなれるみんながうらやましかった。

そんなことを思い出しているうちにふと、いい香りが僕の鼻腔をくすぐった。
それはあの日から変わらないナナちゃんの香り…。

その瞬間僕はもうがまんができなくなった!
息を震わせ、闘牛のようにナナちゃんに襲いかかった。
あのときナナちゃんの乳を触れなかった青春の悔しさはあらぬ方向に暴発し、僕はいきなり彼女のまんをつかみ両手でもみほぐした。
もみもみもみ!
うっひー、ナナちゃん!!
もみもみもみ!
いいよー、ナナちゃん!!
それはとても柔らかくて温かかった。

大好きだっ、ナナちゃん!!!

すぐに店員が駆け寄ってきた。
「お客さん、やめてください!!」
近くにいた客のおっさんも僕を制止しようとする。
「君ぃっ、やめたまえ!!」

だが僕は彼らを振り払うと、一気にナナちゃんにかみついた!
がぷぅー!
首の筋力を使って皮を食いちぎってやった。
すると肉汁が飛び出し、口内にはいっせいにうま味が広がった。
これが夢にまで見たナナちゃんの味!
やっぱりだ!
ナナちゃんってとってもおいしー!!
ものの数十秒で僕の食事は終わった。
口のまわりや服はもう、べとべとになっていた。

「あ〜あお客さん、お金払ってから外で食べてくださいよ…。」
店員があきれ気味に言った。
それも当然だ。
全国畜産品評会で入選した牛肉のみを使用した高級牛そぼろ肉まんを勝手に食べてしまったのだから。
僕は店員に謝り、お金を払ってコンビニを後にした。

でも西の横綱だったナナちゃん、あんなにおいしい肉まんに加工してもらってよかったね。
涙があふれた。



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FC2コミュ「みんなで、物語を紡ごう!」で行った
始め・終わり指定作文。で作ったのをアップします。
最初の一文と最後の一文が指定されたものです。

指定は
(最初)近所のコンビニで、彼女と偶然会った。
      ↓
      ↓
      ↓
      ↓
(最後)涙があふれた。
です。



近所のコンビニで、彼女と偶然会った。
ちょうど僕は衣々子の家に向かう途中に立ち寄ろうと思って入ったところだった。
約束の時間よりかなり早く来ていたせいか彼女は狼狽して驚いていた。
「お、偶然。僕が好きな牛乳プリンでも買ってくれたの?」
僕が袋をのぞこうとすると、彼女はとっさに後ろ手に隠し、
「ちょっっ、来るの早すぎるよっ!!」
と言って走り去ってしまった。

袋の中にちらっと見えたのは間違いなく男性用のヒゲソリ・・・。
僕は公園のベンチで呆然としていた。
なぜ衣々子はあんな物を?
彼女は実家暮らしではないし、僕への誕生日プレゼントとも思えない。
そのとき僕の脳裏に黒いものがよぎった。

まさか彼女は自殺を図っていたのか?!
あれで手首を切って楽になろうと?!
だとすると彼女の毎日の笑顔の裏にはとてつもない苦悩が隠されていたのか?!
衣々子っ、なぜ僕に相談してくれなかった?!
いや、そもそも一緒にいながらなぜ僕は気付いてあげることができなかったんだ!!
こんなんじゃ彼氏失格じゃないか!

僕は彼女の住むワンルームマンションへと急いだ。
せめて僕が着くまでは無事でいてくれっ。
すぐにマンションは見えてきた。
ピンポンも鳴らさずにドアノブに手をかけると、ロックがしてあった。
合鍵!
だがそれをポケットから取り出す時間も惜しかったのでドアを蹴破った。

玄関に倒れたドアを踏みつけると、お風呂場からシャワーの音がした。
そこか!!
僕は勢いよくお風呂場のドアを開けた。
衣々子っ、まだ死ぬな!!
ほのかに立ちのぼる湯けむりの中で僕が見た衣々子の姿は。


ヒゲソリを右手に持ち、左腕を高々と上げていた。


季節はもう春、そろそろ半そでやノースリーブだって着るもんなー。

涙があふれた。



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今日はとてもまずいことがあった。
正直どうしようかと困り果てている。
こんなとき自分のおっちょこちょいな性格を本当にうらめしく思ってしまう。

というのも、今日は親父の葬式があったのだ。
ずいぶん生きた上での大往生で、そろそろだと覚悟はできていたけれど、やはり身内、特に父親の死は悲しいものだった。
それでも長男として通夜やら葬式やらを取り仕切ってここ数日忙しかった。
そして先ほど遺骨を焼いてきたのだが、ここで一つ問題が生じた。
遺灰を入れる物がなかったのだ。
出席者の誰一人持ってきていないと言う。
まいった、これでは遺灰を持って帰ることができない。

仕方ないので、遺灰は飲みかけのペットボトルに入れることにした。
中身は炭酸飲料ではないので好都合だと思った。
ここまではドタバタ話としてはよくある話。
私がここまで悔やんでいるのは、遺灰が入ってることを忘れて、さっきそのジュースを少し飲んでしまったことである。
いや、味は私の大好きなメロンだったので、おいしくて問題はなかった。
飲み心地もそんなに粉っぽくはなかった。

では何をそんなにあわてているのかと言うと、それを飲んでからというもの、私の知らない思い出が頭の中に生まれ始めているのだ。
視点から考えると、それはどうも親父の思い出らしく、そのときの親父の感情まで記憶として付着しているのだ。
もう死んだはずの親父が私の中に入ってきているのだ。
今日私は親父と一体になったと言えるような気がする。

うん、ちょっと待て、今、日露戦争のころのことも思い出したぞ。
この記憶は当然私のでなければ、もちろん親父もまだ生まれていない。
…となると考えられることは――。
親父、あんたも親父(私の祖父)の遺灰をうっかり飲んでしまったクチか。
おっちょこちょいな性格は確実に遺伝されているようである。



* * *

よそ様のブログを見ていたら創作過程の紹介が面白かったので、今回自分も紹介してみる。
忙しいので簡単に箇条書きにします。

1.おっさんがペットボトルを大事そうに、しかし色は緑で毒々しくも感じられたので、そこから中身は遺灰が入ってることにした。
1.カタチがペットボトルなので思わず飲んでしまうだろうなと。
1.遺灰を飲んでしまったらどうなるか、記憶も一体化されることにした。

でも遺灰を飲む(なめる)ってのはどこかの国の風習にあるって昔本で読んだ気がします。
そこらへんの記憶がこんな話を書かせたのでしょう。

大して面白くねえな



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